1時間座りっぱなしは危険!体を守るシンプル習慣

「どんな運動をしたらいいですか?」「何に気をつければいいですか?」
最近、患者さんからよくいただく質問です。

多くの方は「特別な運動」「きつい筋トレ」「毎日の体操」をしないといけないのでは…と考えがち。
でも実は、まず知っていただきたい大切なことがあります。

動いている1時間と座っている1時間

たとえば、1時間パソコンをしていると、あっという間に時間が過ぎます。
一方で「1時間歩いてください」と言われたら、長く感じるはず。

同じ1時間でも、体にかかる負担はまったく違うのです。

人の体は、本来“動くこと”が得意にできています。
歩いたり体を動かしたりするのは自然なことで、疲れても回復が早いのです。

一方で、“じっとしていること”は実は苦手。

同じ姿勢を長く続けると、姿勢を支える深い部分の筋肉がずっと働き続けます。
その結果、血の巡りが悪くなり、疲れやすい状態になってしまうのです。

※一般的に、動いて疲れるのは表層の筋肉(アウターマッスル)、
じっとして疲れるのは姿勢を支える深部の筋肉(インナーマッスル)と言われています。

私の考えでは、30分同じ姿勢を続ける=もう長時間です。

できれば 15分に一度 は体を動かしましょう。
「えっ、それだけ?」と思うかもしれませんが、それだけでも体のバランスはリセットされ、疲れがたまりにくくなります。

具体的な動きの例

  • 立ち上がって背伸びをする
  • 肩をぐるっと回す
  • 一歩前に踏み出してみる
  • トイレやお茶を入れるなど、席を立つ

ほんの数秒でもOK。
小さな動きでも、体はしっかり応えてくれます。

アラームを活用

スマホのアラームやスヌーズ機能を活用して、15分ごとに軽く音が鳴るように設定すると「そろそろ動こう」と気づけます。

もちろん、仕事やテレビに夢中になっていると難しいこともあると思います。
そんなときは「ひと区切りついたら立ち上がる」など、自分なりのルールを決めてみてください。

特別な運動をがんばるよりも、まずは「同じ姿勢を続けすぎないこと」を意識しましょう。
人の体は“動くことが得意”にできています。

今日から「15分に1回立ち上がる」を、ぜひ試してみてください😊


大津かえる整体院では、日常生活での体の使い方も含めて、体を良くしていくお手伝いをしています。
「最近疲れやすい」「姿勢で悩んでいる」という方は、お気軽にご相談ください。

本日のまとめ

  • 人の体は「動くこと」が得意にできている。一方で「じっとしていること」は苦手。
  • 同じ姿勢を30分続けるだけで、体にとっては十分「長時間」となる。
  • 15分に一度、立ち上がる・一歩踏み出す・肩を回すなど小さな動きで体のバランスがリセットされる。
  • スマホのアラームやスヌーズ機能を使えば、無理なく習慣化できる。

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